平成に入って、最大の衝撃は「アララギ」の分裂だろう。時を同じくして加藤治郎・荻原裕幸・穂村弘らニューウェーブと呼ばれる歌人が登場した。『サラダ記念日』(俵万智)で決定的に大衆化した短歌の状況に困惑する旧来の歌人をよそに、イメージと感性で歌い上げる彼等の表現は斬新だった。それまでの短歌は個人的内容であっても、普遍性や生への問いかけがあった。しかしバブル経済の表層的文化で育った口語性と都会性、脱私性により、前衛短歌以来の近代短歌からの脱出が図られたのである。
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現在はインターネットの普及も影響して、歌壇に全く属さない歌人も登場している。
昭和末期から現代学生百人一首という短歌を使用したコンテストが開催されている。現在では全国各地の学校がこのイベントへ参加しており、短歌を通じた教育ならびに現代の学生が短歌を詠むことで現代人の感性を知ろうというひとつの試みとなっている。